じぶんで終活する方法③ ~遺言編
終活の一番肝になる部分が、相続です。
第一回の準備編でお話しした相続人の把握と財産の把握のうち、相続人については前回(相続人編)述べました。
最初にあなたの不動産や経営会社、預貯金などを把握したうえで進みます。
その内容は車やペットなどにまで及ぶかもしれません。
また相続財産には所有財産だけでなく、負債も含まれます。
相続するということは、相続財産のみでなく、負債も引き継がなければならないのです。
そして遺族への配慮として、名義のない車両や登記のない不動産などが存在する場合、車両登録や不動産登記などをしておく必要もあります。
また場合によっては処分したほうがよい財産も出てくるでしょう。
スリム化した残すべき相続財産をしっかり把握したうえで、リスト化しておくことをお勧めします。
リスト化された相続財産を、あなたの希望に基づて、誰に何を残すかの選別を行うのが次の段階です。
その際、公平性を保ったうえで、あなたの希望にも配慮するという難しい判断が必要になります。
あなたの死後、家族に争いがないように、最善の方法が見つかることをお祈りします。
また、遺留分に配慮し、全相続人に理解できる配分ができることが理想だと思います。